ゴメスが先制V打 6試合連続打点だ
「阪神3-1中日」(11日、京セラ)
虎自慢の4番が、ひと振りで流れを引き寄せた。絶好機は、逃さない。勝負強さを発揮して阪神のチーム7戦連続となる先制点をもたらした。
0-0の初回1死一、三塁。雄太の直球をたたきバットを折りながらも、しぶとく右前に運んだ。「バットを折ってしまったから新しいバットを準備しなくちゃいけなくなったけど、タイムリーヒットになってくれたことはうれしいよ」と満足そうにコメント。和田監督も「初回にいい形でゴメスがタイムリーを打ってゲーム自体、いい入り方ができた」と目を細めた。
絶好調ぶりをキープした。これで6試合連続打点となり、自己最長タイだ。その要因はシンプルな発想だった。「ゴロを打ちたくないと思っていると、逆に打ってしまう。無心で甘い球を打つ。あまり考えないようにしています」。その思考があるからこそ、ここにきて調子がグングン上がってきている。
全てはチームを勝利に導くためだ。「チームに貢献できるようにしたいという思いでやっていて、初回にそれができて良かった」と充実の表情を浮かべたゴメス。頼もしい主砲がいる限り、虎の連勝街道は止まらない。