上本「1番二塁」いきなり実戦復帰打
「ウエスタン、阪神1-2ソフトバンク」(19日、鳴尾浜)
はつらつとしたプレーで観客を沸かせた。4日・広島戦(マツダ)で左上前腸骨棘(こっきょく)を亀裂骨折し、6日に出場選手登録を抹消された阪神・上本が実戦復帰。「1番・二塁」で先発し、順調な回復ぶりを示した。
初回、久々の実戦打席でいきなり初球をたたいた。先発・坂田が投じた138キロ直球をジャストミート。二遊間を抜ける中前打をマークした。
二回はカウント0-1から変化球に詰まって二直。四回に代打を送られて退いた。二塁で守備機会はなかったが、実戦を無事にこなせたことが何よりの収穫だ。本人も「結果は別として今日は大丈夫だった」と問題なしを強調。「1日ずつ状態を見て頑張りたい」と全く焦りはない。
古屋2軍監督は「(21日からの)由宇3連戦の最終日でフル出場できれば」と語り、報告を受けた和田監督は「段階を踏んで。下から行けますと報告があれば」と、早ければ週明けの1軍復帰を示唆した。