マートン弾神話!打てばDeNA戦全勝
「阪神3-1DeNA」(23日、京セラ)
阪神・マートンが“第2のホーム”で2年ぶりの本塁打を放った。1-0の四回2死、フルカウントから高めのチェンジアップを振り抜くと、高々と打ち上がった打球はそのまま左翼席へ。これで、DeNA戦で本塁打を放った試合は、前身の横浜時代も合わせて11戦全勝となった。
今季、京セラドームでは打率・395。通算でも打率・349と非常に相性が良い。しかし、本塁打となると、13年8月15日・広島戦以来だった。「ここは風がないので、しっかりたたけば飛んでいく」。浜風とは無縁の屋内ではボールを強く捉えることを意識し、安打を量産している。
実は、これが今季8本目にして初めて右投手からの一発だった。「真っすぐかなというのは頭にあったけど、ボールが手元(体の近く)に来たので、うまく反応して打てた」。狙い球ではないボールを打ち返せるのは、状態が上がってきている証拠。打率・295で3割到達も目前だ。
今季の甲子園での打率は・272と京セラドームには及ばない。ただ、マートンにとっては数字以上に大事なものがある。「もちろん一番好きなのは甲子園。球場の雰囲気を考えたら、甲子園以上はないね」。長期ロードのさなかだけに、一層、満員の聖地が恋しく感じられるようだ。