江夏氏、虎Vへ“首位の強み”力説
「阪神8-11ヤクルト」(30日、甲子園)
阪神OBの江夏豊氏(67)が30日、“LEGENDS DAY”の第4弾で、田淵幸一氏(68)との「伝説の黄金バッテリー」による始球式を行った。ワンバウンド投球で大歓声を浴びた後は、優勝争いを行うチームにエール。首位に立つ強みを力説した。
「(優勝に)1番可能性のある位置にいる。追いかける強みという言葉もあるけど、それはごくまれだから。(今後のカギは)ケガ人を出さないこと」
始球式後、自身が球場を離れてからチームは敗戦。2位・ヤクルト、3位・巨人に1ゲーム差に迫られたが、まだ首位に立っている。それが阪神優位のポイントと見る。また、今後の戦いには11勝を挙げている藤浪の存在は大きい。江夏氏は右腕の成長をたたえた。
「4本柱で(唯一)勝ち越しているし、ピッチングの内容はエースと言われても恥ずかしくないもの」
春季キャンプでは臨時コーチも務めた間柄。「(選手は)日々苦しいと思うけど、必ずもう一回ヤマはくる。悔いのないように頑張って欲しい」と江夏氏。また、田淵氏も「4コーナーを回ったところ。『和田騎手』には両外国人をのせて、走って欲しいね」と話した。レジェンド2人が、温かい目で9月の戦いを見守っていく。