骨折の狩野、レギュラーシーズン絶望的
阪神・狩野恵輔外野手(32)が11日、「右手第5中手骨」の骨折で出場選手登録を抹消された。10日の巨人戦で死球を受け、試合後、西宮市内の病院でレントゲン検査を受け、骨折と診断されていた。復帰のメドに関しては発表されていないが、レギュラーシーズン中の復帰は絶望的な状況だ。
狩野は10日の巨人戦に途中出場し、3打席目となった九回2死三塁の場面で、沢村の内角球が右手に直撃。治療のために一度ベンチに下がり、その後は一走としてグラウンドに戻っていた。試合後も「大丈夫です」と話していたが、その後の検査で骨折が判明した。
今季は、ここまで主に代打として66試合に出場。打率・274、3本塁打13打点を記録してきた。「代打の切り札」として勝負強いバッティングで勝利に貢献してきただけに、チームにとっても痛いアクシデントだ。
和田監督は「関本がいない間、がんばってくれていたから(離脱は)痛いけど」と嘆いた。続けて、1カ月ぐらいはかかるか、という問いに「それぐらいと思ってないと」と話した。ただ、チームはCSや日本シリーズに進出する可能性は十分にあるだけに、早期の復帰を目指して12日から鳴尾浜でリハビリを開始する。