【阪神データ】歴史的僅差でのVが濃厚
今季のセ・リーグ上位は9月中盤になっても一進一退。14日時点で首位ヤクルト、2位阪神、3位巨人までが0.5差。4位の広島までも首位から3差。混戦の優勝争いがまだ続きそうだ。
今から42年前、1973年のセ・リーグ(130試合制)は最後の最後まで、優勝決定がもつれた。阪神は129試合目の中日戦で、勝つか引き分ければ優勝だったが敗戦。優勝決定は巨人、阪神ともにシーズン最終戦の直接対決に持ち込まれ、阪神は敗戦。巨人は9連覇を達成したが、阪神とのゲーム差は0.5。3位中日とは1.5差。最下位広島との差も6.5だった。
73年の巨人は66勝60敗4分け、勝率.524、貯金6での優勝。勝率は過去のセ・リーグ優勝球団では最低で、貯金も最少記録。貯金1桁で優勝したのは巨人と92年のヤクルト(8)だけだ。仮に残り15試合の阪神が75勝で優勝を決めた場合、75勝66敗2分けの勝率.532、貯金9。73年巨人の勝率は上回るが、いずれにしても僅差の優勝になる可能性が高い。