【阪神データ】接戦制した60年代の優勝
プロ野球が2リーグに分立して、昨季まで65年。阪神の優勝年は1962、64、85、2003、05年だが、50、70、90年代は優勝がなく、60年代が2回。その60年代の優勝はいずれも接戦を制した。
◆62年 8月終了時点で63勝45敗3分けの首位で貯金18。2位大洋とは2・5ゲーム差だったが、9月7日からの6連敗で首位を明け渡す。25~26日の直接対決にも連敗し、絶体絶命のピンチに追い込まれたが、29日から3連勝。一方の大洋が3連敗し、マジック1が点灯。10月3日・シーズン最終戦の広島戦に勝ち、2リーグ分立後の初優勝を決めた。
◆64年 8月に入ってから62年同様、大洋とのデッドヒート。9月に入っても首位が何度も入れ替わった。しかし、11日からの6連敗で、残り9試合で4・5ゲーム差。絶望的な状況に立たされたが、20日からの直接対決で4連勝。30日・中日戦ダブルヘッダー第1試合での8連勝目で優勝決定。残り9試合を全勝フィニッシュで劇的な逆転劇。大洋とのゲーム差は1だった。