西岡復帰 代打の切り札で虎救う
「広島0‐3阪神」(25日、マツダスタジアム)
頼もしい男が、戦場に帰ってきた。阪神・西岡がこの日、出場選手登録され、右肘を故障した5月22日・DeNA戦(横浜スタジアム)以来、126日ぶりに復帰。元気な姿を披露した。
九回2死。代打として「西岡」の名前が、コールされるとマツダスタジアムは大きな歓声に包まれた。久しぶりのスポットライト。左打席で結果は三飛に終わったが、「ファンの方が、温かい声援を送ってくれた」と感謝の思いを口にした。
右肘内側側副じん帯損傷で離脱後、2軍で懸命のリハビリをこなした。8月に入り、ようやく本格的な打撃練習を再開。2軍での実戦復帰まで故障から約4カ月、そしてこの日1軍に復帰。待ちに待った晴れ舞台に戻ってきた。
「(1軍に)上がってきた以上は、やれと言われたところでやるだけ」。2軍の試合では守備に就いておらず、スタメンでの出場は現段階では難しいが、代打の切り札として首脳陣の期待に応える覚悟だ。
復帰後初安打はお預けとなったが、「残り試合、チームメートと戦い、少しでも手助けになればと思います」と力強く言い切った西岡。Aクラスを死守するためにも打席で奮闘する。