福留走れない…右太もも痛で欠場も
「広島5‐2阪神」(27日、マツダスタジアム)
全力疾走できない姿が痛々しい。手負いでプレーを続けていた阪神・福留の右足がついに悲鳴をあげた。七、九回の高いバウンドの三ゴロも、アウトになってしまう。試合後、以前から右太ももを痛めていたことが判明した。
「本人は平行線と言っていたけどな。明日?あまりにひどいと、(先発出場を)考えないといけない」
首脳陣の1人は苦悩の表情を浮かべてそう明かした。リーグ優勝を争ってきたチームにあって、一時は4番を担うなど強い責任感から強行出場してきた。
初回の好機には左前先制打。持ち味の勝負強さで試合の主導権を握ったが、勝利につながらない。4位広島と1・5差。CS出場圏内の3位も確定していない状況で、福留欠場となればダメージは計り知れない。