中村GM通夜に中西太氏ら350人
23日に脳出血のため死去した阪神・中村勝広GM(享年66)の通夜が28日、千葉市内でしめやかに営まれた。坂井信也オーナー(67)、古屋英夫2軍監督(60)、八木裕2軍打撃コーチ(50)ら阪神関係者を含め、約350人が参列した。
喪主で長男の中村大輔さん(34)は「野球をこよなく愛し、野球とともに生き、野球に身をささげた。まさに野球人でした。命をかけて戦い続けた父を私は誇りに思います」とあいさつ。現役時代は好守好打の二塁手、引退後は阪神とオリックスで監督、GMを務めた父の野球人生に思いをはせた。
「『今年は優勝したい。阪神を絶対に優勝させたい』と強く思い、日々、口にしておりました」と振り返り、志半ばの急逝に「どれほど悔しかったか。どれほど無念だったか。計り知れません」と言葉を詰まらせた。
元阪神監督の中西太氏(82)も参列。「兄弟みたいだった」と故人をしのび、「情熱もあったし、賢い人間だった。阪神、野球界のために尽力した。惜しい」と残念そうな表情を浮かべた。