福留状態OK“CS男”スタメン出場へ
「阪神紅白戦、白組1-0紅組」(8日、甲子園球場)
CS男、スタンバイOK!!右太もも裏を痛めている阪神の福留孝介外野手(38)が8日、甲子園の全体練習で通常メニューをこなした。シーズン終盤は負傷の影響で欠場や代打が続いていたが、10日から始まるCSファーストS・巨人戦からは先発することが確実となった。
「無理してやっているわけじゃないから」。明るい表情で話したように、甲子園では負傷箇所に不安を感じさせない動きを見せた。
紅白戦は主力組の「3番・右翼」で先発。3打数無安打に終わったが、守備では初回に上本の右翼フェンス際への飛球をランニングキャッチした。
シーズン最終戦の4日・広島戦は、CS出場が掛かっており、状態が万全とは言えない中での先発だった。だが、この日の動きを見る限り、状態は上向いている。平田ヘッドコーチは福留の先発を問われると「オフコース!!」。首脳陣も自信を持ってベテランを送り出す。
下克上での日本一には福留が欠かせない。今季は15試合で4番にも座り、打撃・281、20本塁打、76打点。打撃3部門は阪神3年目で最高成績だった。
相性がいいCSでの活躍にも期待が膨らむ。昨季は広島とのファーストS初戦で、前田から決勝ソロを放つなど、CS全6試合で安打を放って打率・333、2本塁打、3打点。今年も再現できれば日本一も夢ではない。「何も変わらない。普段通りやるだけだから」。落ち着いた口調に自信が漂っていた。