藤浪“敗者復活”初戦先発の重圧なし

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)は、10日から始まる巨人とのCSファーストS(東京ドーム)は、第1戦の先発が濃厚。広島の4位転落により巡ってきた大一番は、“ダメもと”の精神で臨む構えだ。

 8日の全体練習に参加した藤浪は、大事な試合に臨む高卒3年目の若者とは思えないくらい、落ち着き払っていた。「(阪神はシーズン)3位で敗者なので。勝ったらラッキーというくらいで、気負うことはないです」。これまでにシーズンで負け越したチームが日本一になった例はない。絶対勝たなければならないというプレッシャーはないというのが本音だろう。

 今季はリーグ2位タイの14勝とチームをけん引した。目標のシーズン200イニングには1イニング届かなかったが、221奪三振で自身初のタイトルを手にするなど、大きく成長。最も勝ち星を計算できる投手として、短期決戦の初戦を任せられた。

 広島が7日の最終戦に勝っていれば、阪神の今季は終了していた。幸運にも与えられた“敗者復活”の機会。失うものは何もない。

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