下柳臨時コーチ“時間外労働”を熱望

 阪神・金本知憲監督(47)から来春沖縄1軍キャンプの臨時投手コーチの要請を受け、快諾したOBの下柳剛氏(47)が31日、“時間外労働”を志願した。臨時コーチは本来2月1日のキャンプインから指導に当たるのが通例だが、来年1月後半から沖縄入りし、合同自主トレ中の選手の状態を事前視察する予定だ。

 左腕育成を信頼する同級生から頼まれ、下柳は即快諾した。「1月末から沖縄へ行くぞ!」。新指揮官も圧倒されるほどの情熱ぶりだったという。ターゲットの若虎左腕もはっきりと見えている。今季3勝に終わった岩崎。そして昨年支配下登録を勝ち取り1軍を経験した島本だ。

 金本監督も「来季は先発ローテ3、4番手に」と期待する岩崎。高めの直球を課題とし、空振りを取れるボールの完全習得を目指す。中継ぎとして1軍のマウンドに上がった島本には、先発への挑戦を促す。下柳氏は「俺なりの意見を言ってみる」と、春季キャンプでは現役21年の経験を惜しみなく伝え、手助けするつもりだ。

 金本監督も、その手腕に期待を寄せている。「左投手独自のもの。メカニクス的なことだね。何かいいきっかけにでもなって、引き出しが増えたらいい」。通算129勝左腕が鉄人とタッグを組み、猛虎再建へと尽力する。

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