隼太“金本+掛布”の新打法や
阪神・伊藤隼太外野手(26)が6日、秋季キャンプの休日を返上して汗を流した。今季はプロ最多の63試合に出場したが、打率・252という結果に終わり、レギュラーには定着できず。勝負の5年目へ、金本知憲監督(47)と掛布雅之2軍監督(60)の助言を生かした新打撃フォームの完全習得を誓った。
午前10時過ぎ、伊藤隼はジャージー姿で安芸ドームへ入った。ひたすら振り込み、走りまくった第1クールの疲労は残る。しかし、完全休養に充てることはしなかった。今オフから取り組む打撃改造を形にしたい-。トップを深くつくる「新打法」を固めるため、次クールもさらに振り込む覚悟だ。
「金本監督と掛布2軍監督に共通の意見としてトップの位置を言われました。今までは深く入れると強く振れなかったんです。でも、今は強くインパクトできるようになってきていると思いますね」
第1クールで確かな手応えを感じた。フリー打撃での飛距離や、打球の質が今までとはるかに違う。3日の紅白戦では松田の直球を完璧に捉え、右中間に適時三塁打を放った。
ドラフト1位・高山(明大)が加入する来季は、外野の争いがさらに激しさを増す。2人のレジェンドからの教えを完璧に習得し、パワフルな打撃で勝負をかける。