阪神、中日FAの高橋聡に「興味ある」
阪神の高野栄一球団本部長は11日、中日から国内FA権を行使した高橋聡文投手(32)について「興味は示しています。左投手で中継ぎ、実績もある。補強ポイントに合致していますから」と話し、獲得に乗り出すことを初めて公の場で明言した。
交渉解禁となる12日に高橋サイドに接触。誠意を持って口説き落とす考えだ。
是が非でも獲得したい左腕だ。今季のリリーフ陣は呉昇桓を抑えに福原、安藤とベテラン陣が前を固めた。左腕でシーズンを通して働いたのは高宮ただ一人。安芸の秋季キャンプに参加している島本、岩貞、横山らは先発候補としても名前が挙がっているだけに、リリーバーの確保は緊急課題となっている。左腕でリリーフとしての実績があり、働き盛りの32歳とあれば、補強ポイントにピタリと当てはまる。
高橋はすでに中日と10日に残留交渉を行い「本当に必要な戦力」と慰留された。条件は単年契約で今季年俸3000万円からの現状維持もしくは微増が提示されたとみられる。
阪神がFA選手の獲得となれば2012年オフの日高剛捕手以来となる。