金本監督“守護神育成プラン”明かす
阪神・金本知憲監督(47)が11日、「守護神育成プラン」を明かした。抑え投手を固定した上で、対戦打者などの状況次第では、若手投手を“第2クローザー”として起用して、育てる考えだ。
「例えば、3点差でセーブの付く場面で相手が下位打線とか、代打が残っていなかったら、(守護神を)休ませて若い投手を。それぐらい余裕を持って、若手をチャレンジさせたい。それが理想」
結果とともに育成を図る。できる限り理想を求めたい。今季も、九回にセーブが付かない状況であれば歳内らが投入されていた。それを、余裕のある展開であれば3点差以内でも行う。「(若手の)経験値が増えます」。セーブのシチュエーションに慣れさせるためだ。
もちろん、まず選手らとの話し合いが最優先。「矢野、投手コーチと選手とも、コミュニケーションをデリケートにいきたい」。コーチ陣や選手の意向もくむことになるが、任される選手にとってはモチベーションとなる。
歳内は「今年も5点差とかではいかせてもらいましたけど、3点差でもできるように。(もともと)福原さんや安藤さんのところに割って入れるようにと思ってるので」と気合。この日のキャンプは休日で、12日の第3クールから金本監督も再合流し、育成に励む。