金本監督、選手に宿題「オフこそ競争」
阪神・金本知憲監督(47)が13日、所用のため秋季キャンプを一足早く打ち上げた。選手への宿題として「オフこそ競争」の言葉を残した。
17日には秋季キャンプも終了し、オフに入る。指揮官はキャンプインとなる来年2月1日までの期間がチャンスであり、勝負だと自身の経験を踏まえつつ説いた。
まだ、定位置獲得もままならなかったころ。強化指定選手にもなれず、練習機会すら与えられなかった。悔しさの中、オフは自ら考えて練習した。だから今がある。
「シーズンオフの過ごし方。ここが大事なことですから。そこが僕の場合、野球人生を左右したんでね。オフこそ競争ですよ。昔みたいにゴルフ行って、温泉行ってという時代じゃないんだから」
秋季キャンプでは熱血コーチたちとともに、時間の許す限り自分の持っている知識と経験を若虎たちに伝授した。ただ、だからといってすぐに戦力になれるほど甘い世界ではないことも熟知している。
彼らが一人前になるのは、ここで得たヒントをどうやって自分のモノにできるか。継続して取り組むことこそが大事だと言うのだ。彼らならきっと戦ってくれると信じて指揮官は高知を去った。