隼太、巨人・高橋監督に「嫌がられる」
阪神・伊藤隼太外野手(26)は、巨人・高橋監督への“恩返し”を誓った。20日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万増の1700万円でサイン。恒例の沖縄自主トレの話題になると「一緒にやらせてもらっていた方が監督になってしまったので…。成長して嫌がられたらうれしいですね」と、強烈な一打を見舞うつもりだ。
高橋監督は慶大の先輩にあたり、1月に行う沖縄合同自主トレの中心メンバーだった。高橋監督は抜けるが、合同自主トレは継続するという。
近くで背中は追えないが、魂は受け継ぐ。「40歳のシーズンであれだけ練習するのかと。引き出しを多く持っていて、目標とする選手の一人です」
監督就任を知ると、すぐさま携帯電話を手に取った。「『おつかれさまです』と『おめでとうございます』と伝えました」。今季はプロ入り最多63試合に出場し、打率・252、2本塁打、12打点。来季こそ飛躍して、敵軍ベンチに立つ由伸監督の表情をゆがませる。