福留レギュラー確約も甘えない
阪神・福留孝介外野手(38)が20日、金本監督の配慮に甘えない考えを示した。今季は休養を挟みながら戦線離脱することなくシーズンを戦い抜いた。来季39歳を迎えるが、若手には負けない。日米通算2000安打まで残り67本。今年以上の成績でメモリアルイヤーに華を添えるつもりだ。
金本新監督の配慮はありがたいが、甘えるつもりはない。来年、福留は39歳。ベテランと呼ばれる年齢になっても、自分の体にムチを打つ。首脳陣に気づかいに感謝しながら、強い覚悟を口にした。
「(配慮は)自分で決めることでもない。監督、コーチも配慮してくださるので、相談しながらやっていけたらいいと思う。(今年は)もっとできたはず。そういうことを思いながら来年準備していけたらいい」
今季は140試合に出場し、打率・281、20本塁打、76打点をマーク。休養をはさみながら、133試合にスタメン出場した。ただ、負傷を抱えながらの結果に納得はしていないという。
前日19日、金本監督は「鳥谷、ゴメス、福留。よっぽどのことがない限りスタメンになると思う」とレギュラーを確約した。直接、言われたわけではないが「ありがたいし、そう言ってもらってしっかりやらないといけないという思いも強くなる」と意気に感じた。
残り67本の日米通算2000安打については「それを打つために野球をやっているわけではない」とサラリ。一方で、「来年も獲りたいという気持ちも出てくる」と、通算6度目のゴールデングラブには意欲を示した。まだまだ若手に負けない。今年以上の結果で指揮官に応えるつもりだ。