生え抜き野手最古参の狩野、ご意見番に
阪神・狩野恵輔外野手(32)が25日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1400万増の2300万円(推定)でサインした。来季入団16年目で、生え抜きの野手では最古参。“ご意見番”になることを誓った。
今季は代打の切り札として存在感を示し、66試合に出場し打率・274、3本塁打、13打点をマーク。年俸アップを勝ち取った。
球団が期待しているのは、勝負強い打撃だけではない。球団に対しても、若手野手に対しても意見を言う役目だ。野手の中ではベテランの域に入っている。「架け橋じゃないですけど、自分が言えることは言っていきたい」と自覚を口にした。
当然、本業もしっかりこなす。来季も代打の切り札として期待されているが、「(チームが)困った時にスタメンで出られるように、そういう準備はしたい」と、どんな形でもチームに貢献するつもりだ。