阪神・藤川球児投手（３５）が２６日、鳴尾浜球場で２日連続の自主トレを行った。練習後、やせたのではと問われた藤川は「年を追うごとに太った方がいいんですかね？僕はそう思わないです」と持論を披露した。

　近年ではレンジャーズのダルビッシュのように１日５食を食べ、その間にプロテインを摂取するなど、体を大きくする選手もいる。しかし藤川には“球児流”のやり方がある。

　日本記録のシーズン４６セーブを挙げた０７年は８３キロ。メジャー移籍前年の１２年から移籍後の１３、１４、１５年はずっと８６キロをキープしている。結果を残してきただけに、考えには自信を持つ。

　この日は５時間、ランニングやウエートトレーニングで汗を流した。ランニング中には耳にしていた音楽プレーヤーの充電が切れ、「無音で走るのはつらすぎる」と苦笑する場面もあった。

　２日間を終え「ただトレーニングをしているだけです」と振り返った藤川。当面は鳴尾浜で理想のボディー完成を目指す。