球児“己との闘い”万全復帰へ調整集中
阪神・藤川球児投手(35)が27日、鳴尾浜球場で3日連続の自主トレを行い、当面は敵を見ず、自身の調整に集中する考えを示した。
12年以来の阪神復帰。来季はヤクルト・山田ら、セ・リーグの猛者と対決することになる。だが今は、そうした相手打者のことを考えている時期ではないということだろう。「自分の状態が重要。今は自分のことをするだけ」と正直な気持ちを吐露した。
今は、自主トレ期間中で黙々と練習メニューをこなし、体を仕上げている段階。相手打者のことについては「その辺のことは、キャンプインしてから聞いてください」と笑みを浮かべて語った。
この日もランニング、ウエートトレーニングなどで汗を流した。2日ぶりに約10分間、キャッチボールも行った。「(日本に)いられる時間も限られている。アメリカに戻らないといけないし」。今後も限られた時間を有効活用し、最善の調整を進めていく考えだ。
過去の経験で培った調整法がある。4年ぶりの阪神復帰にも心配は無用だが、今は相手のことよりも自分に集中して、来るべき春季キャンプに備える。