阪神・緒方凌介外野手（２５）が今オフ、福留孝介外野手（３８）の自主トレに参加することが２７日、分かった。年明けにハワイに飛び、ＰＬ学園の先輩との特訓で４年目の飛躍につなげる。

　毎年、ハワイで行われる福留の自主トレは走り込みが多いことで有名だ。ハードなトレーニングが予想されるが「自分を追い込みたい。それぐらいやらないといけない。自分一人じゃ甘えが出てしまうので」と闘志を燃やす。

　１３歳年上の先輩に一番聞いてみたいことは、体の仕上げ方だという。「自分はキャンプの初めから全力でいけるようにしないといけない」。

　外野のサバイバルレースに生き残るためにも、春季キャンプ初日からのアピールは必須。「とにかく学べるものは全部学びたいと思います」と貪欲に吸収する意気込みだ。

　昨年９月に受けた右膝半月板手術の影響もあり、今季は１軍出場なし。ウエスタンでも打率・２３１と苦しんだ。「マイナスなことは何もない。プラスになることばかりだと思います」。

　大粒の汗を流す猛烈トレの先に明るい未来が待っていることを信じ、異国の地へと飛び立つ。