球児快音「バット振るのは何年かぶり」
阪神・藤川球児投手(35)が5日、鳴尾浜で11日連続となる自主トレを行った。練習メニューに初めてロングティー打撃を加え、左打ちで約80スイング。華麗なスイングで鋭い打球を飛ばした。
「バットを振るのは何年かぶり」という球児は「自分が打席に入るかもしれない。あらゆる可能性を想定して、順序よくやっていくということ」と意図を説明。先発転向となればクローザー時代より打席に入る機会は確実に増える。来季に向けた準備の一環だ。
中1日でのキャッチボールと最長距離となる60~70メートルでの遠投。ゴロ捕球では軽快なフィールディングも披露。最後は室内でウエートトレを1時間強と、11日目も精力的に体を動かした。
無休については「夜寝て、ちゃんと休養をとっていますから。休みたいなと思ってやっていない」と一笑に付し、「結果が出なければ何をやっても一緒。あまり深く考えず、楽しんでやっています」と余裕の笑顔を見せた。海外でさまざまな経験を積んだ35歳は投打で万全の備えを進めていく。