金本監督、呉昇桓慰留へ直接出馬も
阪神・金本知憲監督(47)が5日、呉昇桓の流出阻止へ直接出馬に乗り出す考えがあることを明かした。2年連続セーブ王に輝いた守護神はチームに欠かせない存在だ。指揮官は悩める石仏へ、熱いラブコールを送った。
「ありきで考えているし。熱いハートを持っていると聞くしそこを一番期待している。会えるものなら会いたいよ。オレもスケジュールがあるし、タイミングさえ合えばね」
球団から進捗状況の報告はあるが、メジャー移籍か去就は不透明な状況。そんな中、福原、藤川は最悪の事態に備えている。ベテランの意欲はうれしいが、若手に物足りなさを感じているという。指揮官は「ハッタリ」を強く求めた。
「若いヤツも同じように言えばいい。グイグイ感がほしい。ハッタリOKよ。言えるだけ根性があるんだったらいい。監督コーチにダメ出しされて、そこから『コノヤロー、来年は見とけよ』と思えばいい。そういう姿勢が基本だと思うよ」
そうした発言には責任が伴い、判断基準に発展する。同レベルの選手がいた場合、「ホラを吹く選手」を起用したくなるという。
「松田、歳内にもオレが九回行くよというぐらいのね。オレしかいない、と」。内に秘める闘志より、前に出る積極性が欲しい。「超変革」にあるチームは目立ってナンボだ。