ドラ6・板山「筋」の卵 高山に負けん
阪神のドラフト6位・板山祐太郎外野手(21)=亜大=が6日、甲子園クラブハウス内のトレーニングルームで行われた体力測定で、チームトップクラスの身体能力を証明した。垂直跳びでは75センチを記録。ライバルと話すドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=は74センチ。わずかだが上回り、自らの存在をアピールした。
「高山がケガをしてできない分、しっかり鍛えて少しでも差をつけられるようにしたいです。負けないようにやっていかないといけないと思っています」
垂直跳びに関しては、昨年の江越が74センチをマーク。伊藤トレーニングコーチは当時、「上本、大和くらいバネがある」と評価した。今回の板山は、その江越をさらに上回った。
この日行われた7種目のうち、新人6選手の中で一番の数値をたたき出したのが3~4種目。体幹の強さを測定するトランクローテーションではチームトップの数字をマークした。伊藤コーチは、身体能力の高さに感嘆の声を上げた。
「トランクローテーションに関してはうちの中谷と同じで最高レベル。バランスもいいし、実戦派という感じがしましたね」
ドラフト6位からの下克上。身体能力抜群の男は、レギュラー奪取への大きな可能性を秘めている。