ドラ2坂本ささやき戦術で燕・山田攻略

 阪神の新人選手入団会見が7日、大阪市内のホテルで行われ、ドラフト2位・坂本誠志郎捕手(22)=明大=が今季トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手(23)を完全攻略する秘策を明かした。世代屈指の好打者は、履正社時代1学年上の先輩。野村克也氏(80)が現役時代に駆使した「ささやき戦術」で、バットを完璧に湿らせる。

 「気が散るように、後ろから話しかけたいと思います。昔あった(恥ずかしいような)話とかですね」

 球界でも坂本にしかできない攻め方だ。履正社時代は下宿先が近かったこともあり、プライベートでも多くの時間を過ごした。銭湯に通い、野球談議に花を咲かせていたあの頃が懐かしい。後輩だからこそわかる「弱点」を突き、その打棒を阻止してみせる。

 「甘い球は1球で仕留めてくるので、ボール球をうまく使っていきたいですね。でも(初球は)、ど真ん中でいきたいと思います」

 また、新人選手入団会見時の壇上では、巨人のドラフト1位・桜井へ挑戦状をたたきつけた。同じ兵庫出身で親交も深い間柄。「巨人ですし、負けられないですよね」と闘争心をむき出しにした。

 ヤクルトの絶対的な主軸と巨人のドラ1右腕を倒す。日本一を目指す猛虎戦士としての自覚がにじんでいた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス