藤川16日連続自主トレ 年内にも米へ
阪神・藤川球児投手(35)が10日、鳴尾浜で16日連続となる自主トレを実施した。3日ぶりにキャッチボールと60~70メートルの遠投を行い、順調な無休トレをアピールした。
鶴とのキャッチボールでは強めの直球以外に変化球も試投。「そろそろノースローになるので、ノースローになる前にちょっと投げておこうとね」と意図を説明した。
今後の予定は「決まっています。言わないだけです」と笑顔で“黙秘”。それでも「大体、自分で決めたとおりです」と進行中のトレーニングに充実の表情を見せた。
この日も鶴、松田と直径約30センチのフライングディスクを約1時間投げ続け、外野の芝の上を走り回った。その後も室内で1時間強のウエートトレと16日目も体をいじめ抜いた。
年内に家族が待つ米国に戻る。「ゆっくりしたいし、それまでにちゃんと仕上げておきたい。家庭に仕事を持ち込みたくない」と球児。「やるしかないでしょ。やるなら今でしょ」の決めゼリフどおり、ベテラン右腕は黙々と自身の調整に励む。