球児 新助っ人のサポート役“辞退”
阪神・藤川球児投手(35)が12日、球団が獲得に乗り出している新外国人投手のサポート役を“辞退”した。
球団は呉昇桓投手(33)との交渉を打ち切り、代役の新外国人候補をパドレスの右腕、マルコス・マテオ投手(31)に一本化している。
藤川は日本でのキャリアが豊富で、米国でプレーした経験もある。公私でサポート役として適任と言えるが…。自身も阪神の新戦力。鳴尾浜で18日連続の自主トレを終えると、挑戦者としての立場を貫いた。
「(新外国人は)力があるから来るんでしょう?環境は僕も新しい環境なんでね。それ(サポート)は今までいる人に任せましょう。僕はグラウンドで見てみないと分からないし」。異国に来る外国人が気にならないわけではないが、まずは自身の地位を確立することを最優先させる。
退団する呉昇桓については「直接、知らない」とコメントを避けた。抑えを任される可能性もあるが、「僕は何も考えてない」と、あらためて必要とされる役割ならば、何でもこなす姿勢を示した。