球児 子どもの「模範になる」V宣言も
阪神・藤川球児投手(35)が18日、和泉市にある大阪府立母子保健総合医療センターを米大リーグ挑戦前の11年以来、4年ぶりに訪問。約200人の患者らとクリスマスパーティーを楽しんだ。「この病院で病気を治して社会復帰というか、学校に行けたり普通の生活を送れることを願ってここに来ているし、スポーツの役割というのは元気を与える、前向きに生活する模範とならないといけない」とスポーツが持つ無形の力を強調した。
これまでも骨髄バンク普及支援活動など、社会貢献活動へ積極的に携わってきた。12年には球団が制定する「若林忠志賞」を受賞。今後もこうした活動は続けていくつもりで、「そういう役割はあると思う。スポーツをやっていく上で、人それぞれが持っている気持ちの部分なので、やはり続けなきゃなと思う」と公式戦招待にも意欲を見せた。
彼らに届けたいのはもちろん優勝だ。球児は「夢ではなく目標。達成しなければいけない目標」ときっぱりと言った。「いい結果を目指してやらないといけないし、もし負ける試合があってもまた前向きにプレーすることがスポーツの本来のあるべき姿じゃないか」と熱く訴えた。
「親御さんも頑張っているでしょうから、ストレス発散になるように頑張らないといけない」。全力プレーを約束し、スポーツ選手の使命を全うする。