掛布2軍監督 春季C入れ替え積極的に
阪神・掛布雅之2軍監督(60)が19日、来春の2軍キャンプで金本知憲監督(47)と密に連絡を取り合い、1、2軍の入れ替えを積極的に行う考えを明かした。縦じまを着る全員がチームの戦力。安芸でも“1軍キャンプ”という意識で臨み、選手の競争心に火を付ける。
「安芸に来た選手が2軍と思ってほしくない。チームというのは、育成選手を含めた全員が戦力なんだから。金本監督とも随時連絡を取っていくよ。(1軍昇格の)準備は常にしておかないとね」
来年1月22日、監督を含めた首脳陣による1、2軍の「振り分け会議」が予定されている。だが、その決定で一喜一憂する必要はない。あくまでもスタートの位置が決まるだけだ。前を向いていれば、チャンスはある。
24日間のキャンプでは5~6試合の実戦を組んでいる。チームの底上げは一人一人の意識改革から始まる。
この日は、西宮市立鳴尾北小学校で行われた「兵庫三菱自動車親子野球教室」に参加。市内の少年野球8チーム、85人の子供たちと笑顔で汗を流した。
「みんな目が輝いていたよね。野球を始めた頃を思い出したよ」
4泊5日の台湾アジア・ウインターリーグ視察から帰国した翌日。少年少女からもらったエネルギーを、猛虎戦士へ還元していく。