阪神調査のドリス 高速シンカー披露
阪神が獲得調査を行っているタイガース傘下3Aトレドのラファエル・ドリス投手(27)が18日(日本時間19日)、ドミニカ共和国でのウインターリーグで好投した。この日は8日以来10日ぶりの登板。七回の1イニングを無失点、1三振に抑えた。
七回、先頭キブレハンにはフルカウントから外角低めに沈む97マイル(156キロ)の高速シンカーで空振り三振。続く打者にも97マイルの沈む球で2つの空振りを奪い、最後は88マイルのスライダーで二飛に打ち取った。だが3人目のパウリノには、ストレートの四球。課題の制球難を露呈したが、緩急をつけた2種類のけん制球で一走を誘い出してアウトに。頭脳的な一面も見せた。
ロペス監督は「まだ粗い部分はあるが、彼の最大の武器は高速シンカー。あのボールを捉えることは容易ではない」と分析した。