藤浪目指す!レジェンド級の数字

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が20日、甲子園球場一塁側ブルペンでの、甲子園歴史館トークショーに出演。数々の記録を打ち立ててきた先輩に迫るような、レジェンド級の記録を目指す考えを明かした。個人記録よりチームの勝利に重点を置くことは変わらないが、実現可能範囲の記録として防御率1点台や、250奪三振などを挙げ、一つのモチベーションとしていく。

 神聖なブルペンで、高き目標が掲げられる。数々の先輩が残した記録を聞いた上で、実現可能な数字を冷静に見極めた。一般のファンに囲まれた、甲子園歴史館トークショー。藤浪が力強く宣言した。見据えたのはレジェンド級の記録達成だ。

 「(今までの記録は)すごい記録です。時代(の違い)もありますから、今できる数字での、すごい数字を目指したいですね」

 猛虎の歴史に刻まれた記録に、大きなリスペクトを抱く。今では実現不可能な記録も多いが、その中で目指せる範囲の数字を並べた。「(防御率)1点台は目指せる数字。できればすごい数字で言うと、三振も250から60とか。20勝とかも目指していくというか、がんばってみたい」と力を込めた。

 防御率1点台は今季のセ・リーグで3人が達成。藤浪は2・40だが「ムダなフォアボールを減らすこと」ができれば1点台は可能だと考える。奪三振数には「こだわりはない」と前置きした上で、「もっと質が良くなれば(より)取れると思う」と意欲を見せた。

 また、イニング数は以前から話しているように200イニング超えが目標。仮に防御率1点台、250奪三振、200イニング、20勝の同時達成となると、阪神では62年の小山正明氏(デイリースポーツ評論家)、村山実氏以来の記録となる。

 「今年のいい時のパフォーマンスを安定してできればもっと数字は良くなると思う」と藤浪。見据えるのは伝説の投手。甲子園歴史館のイベントにふさわしい誓いとなった。

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