岩貞 台湾で投手MVP!3年目の飛躍へ

 台湾で行われていたアジア・ウインターリーグに参加していた阪神の岩貞祐太投手(24)、育成の田面巧二郎投手(25)、陽川尚将内野手(24)、横田慎太郎外野手(20)が21日、帰国した。岩貞は5試合に登板し、2勝0敗で防御率0・53、リーグトップの27奪三振で最優秀投手賞を獲得。年明けに能見篤史投手(36)と合同自主トレを行い、開幕ローテ入りを目指していく。

 台湾で実戦漬けの日々を送っていたはずが、岩貞の表情に疲労感はなかった。5試合、17イニングを投げて防御率0・53。投球回を大きく上回る27奪三振という数字が、最優秀投手賞を大きく引き寄せた。この経験を必ず来季へつなげる。「開幕ローテ」を勝ち取り、チームの柱となる。

 「開幕ローテに入っていくつもりでやります。そこから、それを1年間守り抜いていくという気持ちです」

 中継ぎで3試合、先発で2試合の登板となったウインターリーグ。直球、スライダー、チェンジアップ…。全ての球種を思い通り操ることができ、打者を翻弄(ほんろう)した。好投の要因は、10月から香田投手コーチと取り組んできた「体重移動」にあるという。

 「軸足で立つときにつま先で立つのではなく、かかとまで体重を乗せる。そこから真っすぐ捕手の方に右足を出して、体重移動することを続けてきました」

 年明けは沖縄で能見と合同自主トレを行う。熟練された技術を学び、さらに成長する。

 「シュートやフォークなど、まだ完成していないボールのことを聞いてみたいですね」

 13年度のドラフト1位で入団し、2年間で2勝5敗。このままで終われるはずがない。異国の地で得た自信を胸に、3年目の来季こそ飛躍を遂げてみせる。

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