安藤 年棒ダウンも…男は黙ってV奪回

 阪神の安藤優也投手(37)が24日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、300万減の8200万円で更改した。来季は11年ぶり優勝と4年連続50試合以上登板を掲げ、巻き返しを誓った。

 まさかの減俸にも怒りはかみ殺した。「これが球団の評価なのでしようがない。気持ちを切り替えて、来年また給料を上げてもらえるように頑張るしかない」と前を向いた。

 貴重な中継ぎとして50試合に投げて5勝4敗15ホールド、防御率3・02と今季の数字は決して悪くない。増額が期待されたが球団の評価はシビアだった。

 安藤は「判を押したので気持ちの切り替えは終わっている」と一切の愚痴は封印。来季に目を向けて「第一にチームが優勝することが目標。個人的には、また50試合ぐらい投げられたら」とV奪回へのフル回転を誓った。

 球団納会の席で金本新監督から「金髪になろうか」と冗談交じりに「金本賞」の罰則の内容を打診された。過去には勝利数のノルマを達成できず、丸刈りにした安藤だが「金髪ぐらいでいいならやろうと思います」と覚悟の一端を示した。

 50試合以上登板を5年継続中で、17年目にして自己最高年俸を勝ち取った1歳上の福原が刺激になっている。今回の悔しさはマウンドで晴らし、評価と信頼を取り戻す。

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