藤浪クリスマスの誓い!東京D勝利宣言
阪神の藤浪晋太郎投手(21)が25日、今季4戦4敗に終わり、現在6連敗中の東京ドームでの勝利へ自信を見せた。同球場への苦手意識はなく、来季は勝ち切る投球で、負のイメージを払しょくする意気込みだ。この日は浜中治打撃コーチ(37)と、サンテレビの「熱血!タイガース党」に出演した。
クリスマスの夜。藤浪がファンへ、来年のプレゼントを予告した。「優勝できなかったので悔しい年だった」。今季もファンへ届けられなかった悲願を、来季こそつかみ取る。その近道は東京ドームでの勝利。力強く鬼門突破を宣言した。
「巨人はいい投手が多いので、単発のホームランが命取りになる。いい相手なので仕方ない、じゃなくて勝てる投球をしたい。リード、または同点で次へ渡せば負けはつかないので」
今季、東京ドームでは5月2日が8回1失点で負け投手。8月20日も8回0/3を1失点だったが競り負け、4戦4敗で防御率3・94。14年からレギュラーシーズン6連敗となった。
苦手意識があるわけではない。14年10月15日のCSファイナルS第1戦は7回1失点で勝利投手になった。「投げやすいと思っている」と話すが、公式戦の結果を不運で片付けるつもりはない。自身の勝敗を逆にできれば、優勝は一気に近づく。来季はこれまで以上に意識を徹底する。
「ソロならOKという気持ちで投げているけど、いい投手と投げると、その1点が重くなるので難しいところ。基本の配球は変わらないけど、一発がある打者には打球を上げさせないようにしたり、多少は意識する。甲子園と東京ドームでは意識は違ってくる」
24日で鳴尾浜が閉まり、今後は自宅で年末年始を迎える。今オフは体重を3キロ増の95キロに設定しており、年末年始も食事に気をつかっていく。
「やせるのは早い。カロリーが高そうな肉系、タンパク質が多めの食事を取るようにしている」。鶏肉、牛肉などに加えて、プロテインも摂取して体重増を図っていく。
どんな状況でも、どんな環境でも、勝ち切る。藤浪の理想は際限なく高い。