ブラック大賀!江越、2年目は黒で威圧
“ブラック・タイガ”でセ界を席巻や!阪神の江越大賀外野手(22)が15日、鳴尾浜で自主トレし、今季から使用する黒色のグラブを初めて使用した。今季は打撃用の手袋も黒色に変更し、肘当ても昨季と同じ黒色を使用する。2年目は厳かなイメージのある色を身にまとい、見た目でも相手を威圧して結果へつなげていく。
強肩やフルスイングだけではない。江越は印象でも対戦相手を揺さぶりにいく。
この日の自主トレから新しい黒色のグラブを使用。昨季と型や大きさなどは変えていないが、色は赤とコルクから大きくイメージを変えた。
さらに赤色などが中心だった打撃用の手袋も黒色に変更。肘当ては昨季と同じ黒色を使用する。
ファンや野球少年からも注目される道具の大半に、昨季のような派手な色ではなく、あえて厳かなイメージがある黒色を採用した。はっきりした理由がある。
「黒は好きです。強そうに見えるので。(相手にも)強そうに見えたらいいなと思います」。見た目からイメージを一変させて、結果へとつなげるつもりだ。
全体的な印象が引き締まる黒を使用することで、グラウンドでの動きもシャープさが増すはずだ。精悍(せいかん)な顔と屈強な体を持つ江越にとって、ふさわしい色と言える。
“ブラック・タイガ”を披露するためにも、まずは出番を勝ち取らなければならない。現在は目線がぶれない打撃フォームを固めている。「昨秋キャンプから頭を動かさないようにしているので、春季キャンプでもやっていきたい」。鳴尾浜では室内練習場で打撃投手を相手にスイングを繰り返した。
昨季は経験不足を露呈した守備でも進歩を見せたい。「2年目なので、自分で考えてプレーできるようになりたい」。春季キャンプでは福留ら守備の名手に積極的に質問するつもりだ。
レギュラー獲りを狙う2年目。目標を達成できれば、代名詞は“ブラック・タイガ”となっているかもしれない。