今成、やるぜ「虎男」パフォーマンス
阪神・今成亮太内野手(28)が20日、鳴尾浜で「虎男(とらお)」襲名に乗り気な姿勢を見せた。先のグアム自主トレ中に「熱男(あつお)」こと、ソフトバンク・松田宣浩内野手(32)から命名された新ニックネーム。本塁打を放った直後に絶叫する松田と同様、パワーアップした今成が勝負を決める長打でこん身の虎男パフォーマンスを披露する。
単なるオフの話題提供だけに終わらせない。オリックス・糸井、ソフトバンク・柳田らとのグアム自主トレから帰国後、初めて鳴尾浜に姿を見せた今成は「実力的には松田さんが上ですけど」と断りながら「松田さんとセ・パを盛り上げていきたい」と虎男パフォーマンスへの本気度を示した。
南の島では松田と別グループだったが、一緒に練習する機会に恵まれた。「何をやるにしてもパワフル。基礎体力、身体能力が高い」と実感。糸井、柳田との合同トレーニングにおいても「フィジカル的に差を感じました」という。日本球界を代表する選手と時間を共有したことで「体づくりを自主トレから継続してやっていきたい」と改めて決意した。
松田が定着させたのは本塁打を打った後、右手でガッツポーズをしながら「熱男~!」と叫ぶパフォーマンス。昨季35発の松田に対し、シュアな打撃が持ち味の今成はプロ10年で通算6本塁打。グアムではランニングと下半身強化に重点を置き「体幹で体を支えるようにやっていました」と説明。これらを継続することで長打力という新たな武器を手に入れる。
「まずは(グラウンドで)一生懸命やりたい」と前置きした上で「チャンスがあればやりたい。松田さんから『やれ』と言われていますので発信していきます」と命名者からのパフォーマンス指令にも大乗り気。ここ一番で一発を放ち、本家熱男にも負けないぐらいの大声で「虎男~!」と絶叫するためにも、今成は体力強化に取り組んでいく。