えっ藤浪金属バット!4日連続打撃練習
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
カーン、カーンと、甲高い打球音が室内練習場に響いた。阪神・藤浪晋太郎投手(21)が4日、金属バットを導入。約20分間、マシン相手に、左方向へ強い打球を打ち返した。
「打球を引っ張る練習をしたかった。木(のバット)では芯を外して折ってしまうことがあるので。折れない金属で(引っ張る)感覚をつかみたかった」
新アイテムは沖縄に入ってからメーカーに発注したという。第1クールは4日連続で、打撃練習を敢行。「バッティングはしっかりやりたいと思っているので」と打撃力向上へ意欲満々だ。昨季は打率・140だが、得点圏打率・353はひそかな自慢の数字だ。今季は甲子園での本塁打を本気で狙っている。
さらに、第1クール最終日はリレーで盛り上げた。計3チームで行われた2回目はアンカーを任された。最終周までに大差をつけられると、バトンを受け取る前にフライングスタート。大きなスライドで前を走る上本と西岡に迫り、一気にごぼう抜きした。先輩2人の猛烈な追い上げを受けたが、振り切った。
昨秋はウエートトレーニングの都合で参加を見送ったため、今回が初参加。「しんどかったです」と振り返ったが、「あれぐらい走れます。若いですし」と胸を張っていた。