藤浪 オコエに“プロの逆洗礼”ゴメン
「阪神春季キャンプ」(18日、宜野座)
阪神・藤浪晋太郎投手(21)が、楽天の大物新人オコエとの対決について言及した。今季初の対外試合に先発する20日・楽天戦(宜野座)で初対戦する可能性が浮上。最初は「相手の1人でしかない。高卒ルーキーなので積極的に振ってくると思います」と冷静だったが、北條の「オコエはいいところで打つもんな」というつぶやきを聞くと“お声”をボリュームアップ。「プロの洗礼を浴びないようにしたいです」と言って、笑わせた。
これまでも昨夏の甲子園を沸かせた怪物に注目していた。「オコエ君は能力が高い。おもしろい選手です」とポテンシャルの高さを絶賛。ただ16日・楽天との練習試合(宜野座)で“生オコエ”を目撃し、「この前見たので、見る楽しみは終わりました」と笑った。
もっとも、2月中旬の実戦では結果を重視していない。3イニング程度を投げる予定のマウンドに「抑えるに越したことはないけど、自分のボールを投げることの方が大事」と説明した。
内角攻めにも「むやみに投げてケガをさせてもいけない」と消極的。「バッターに投げることを大事にしたい。前回、真っすぐの質が気に入らなかったので、しっかり投げたいです」とテーマに「直球の質」を設けた。
実戦初マウンドに上がった11日・紅白戦ではいきなり156キロをマークし、周囲の度肝を抜いた。今度はオコエとの怪物対決で南国沖縄を熱くする。