FA・高橋、堂々の虎デビュー
「練習試合、阪神7-1日本ハム」(25日、宜野座)
中日からFAで加入した阪神・高橋聡文投手(32)が、日本ハムとの練習試合に、5番手で登板。1回をパーフェクトに抑えるピッチングを見せた。阪神移籍後初の対外試合で、堂々のデビューだ。
「(テーマは)一通り試すことと、点を取られないこと。(直球も)投げている感じは良かった。変化球は問題ない」
出番は八回からだった。まずは先頭の西川を左邪飛に打ち取ると、続く松本は変化球で三ゴロ。そして2死からの谷口は、2球続けた直球で追い込むと、3球目で遊飛に仕留めた。わずか8球で3人を料理した。
当初から1回の予定だったが、打者が左、右、左と続いたところでの無安打ピッチングでアピール成功。金本監督は投手陣全体を振り返った中で「ピッチャーは良かったね。能見と高橋はいいね、仕上がりが。もう投げなくていいんじゃない。あとはボチボチ投げて、開幕まで力を温存しておいて欲しいね」とたたえた。
「真っすぐはいい感じで投げられているので、もう少し強いボールを投げられれば」と高橋。移籍1年目の中、ここまでの調整は順調。貴重な中継ぎ左腕として期待は高まるばかりだ。