「福留塾」開講…2軍合流即若手指導
阪神・福留孝介外野手(38)が26日、鳴尾浜で全体練習が再開した2軍に合流し、初日から福留塾を開講した。練習中に打撃のアドバイスを求めてきた5年目の西田直斗内野手(22)に対し、ワンポイント指導を行った。
バント練習で一緒になった同じ左打ちの西田からステップの踏み方について聞かれると、「左足に体重を残すように」と簡潔に指摘。「聞かれれば答えるだろうし」の言葉どおり、悩める若虎への手助けを惜しむことはなかった。
金本監督から全幅の信頼を寄せられるベテランは一足早く1軍キャンプを打ち上げて帰阪。「(調整を)任されるなりのプレッシャーはある」と言いながら、2軍の若手に交じってほぼ同じメニューをこなした。全体練習後は「もうちょっと打ちたかったから」と室内でも振り込んだ。
27日に予定されているシート打撃には気象条件を含めた「状況次第」で打席に立つ意向。2軍投手陣にとって、福留との直接対決は貴重な経験となり、財産となる。