横田止まらない 対外試合6戦連続安打
「オープン戦、ソフトバンク3-3阪神」(3日、ヤフオクドーム)
2016年虎の注目株の勢いは止まらない。阪神・横田が4打数2安打1打点とまたしても結果を残した。対外試合は6試合連続安打、マルチ安打も打点を記録したのも5試合目。出身地の九州でも背番号24が躍動した。
五回1死三塁での第2打席。加治屋の136キロを中前にはじき返し、3点を追うチームの初得点をたたき出した。「1点返せる打球を打ちたいと思っていた。よかったです」と常に欲している結果を素直に喜んだ。
二回の第1打席は先発の千賀から遊撃内野安打。150キロ超の直球を武器とする本格派右腕で金本監督が対戦を望んでいたエース級の1人。その千賀からチームが放ったのはわずか3安打。横田にとって、147キロ速球に食らいつき、足で稼いだ1安打は大きい。
2度ともした「H」ランプに満足してはいられない。残る2打席は三振。六回は2死一、三塁だっただけに「チャンスで打てなかったのでしっかり反省したい」と唇をかみしめた。九回はソフトバンクの守護神サファテの前に3球三振。最後は152キロ高めのボール球にハーフスイングと、なすすべなく仕留められた。
課題は中堅守備でも残った。三回1死一塁、内川の中飛で一走・川島にタッチアップで二進を許した。試合後には「自分に隙、油断したところがあった」と猛省した。
2安打で存在感は示したが、攻守で反省の一日。「あしたもあるので気を引き締めてやっていきます」。3・25開幕戦まで3週間。1軍生き残りのために横田はがむしゃらに結果を残し続けるしかない。