矢野コーチ 開幕は「捕手2人制」

 阪神・矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(47)が15日、現時点では開幕から「捕手2人制」で挑む方向性を明かした。開幕までの実戦は、16日からの6連戦で終了。開幕スタメンに向けた最後のアピールの場となる。

 「ここまで来たら結果はすごく大事になる。(捕手の人数は)2人かな。(現状捕手経験者の)今成とか狩野もいるから」

 横一線としてきた正捕手争いも、最終局面だ。ここまでは、岡崎のアピールが目立っており、守備面はもちろん打撃も好調。金本監督も「打撃さえ良くなったら、レギュラーに一番近いとは思うんだけどね」と話している。他の捕手よりリードしている感もあるが、鶴岡、小宮山、梅野らも控えている。

 2人制となれば、1軍に残る競争もより激しいものとなる。捕手にはバッテリーを組む上で投手との相性もあるが矢野コーチは「実際に相性というのはあるけどこだわりはない」と話す。もちろん、開幕1軍から漏れた選手もそこで終わりではない。常に2軍の選手にも気を配っていく。

 「今年はずっと(競争が)続くシーズン。全員にチャンスがある」と矢野コーチ。各捕手のどん欲な姿勢を見極めた上で、決断を下す形となる。

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