安藤、福原、マテオが新勝利の方程式!
「オープン戦、阪神4-2オリックス」(20日、京セラドーム大阪)
粘って粘って勝利を手繰り寄せる。頼もしさは今年も健在だ。阪神の新勝利の方程式にも、2人のベテラン右腕はやはり欠かせなかった。七回を安藤、八回を福原が無失点でつないで、最後はマテオ。この3人での継投はオープン戦初。2点リードを守りきり「そういうところで投げてほしいピッチャー」と香田投手コーチの信頼も厚い。
4-2で迎えた七回。「球児に勝ちが付くようにと思って投げた」という安藤がマウンドへ。2者連続三振で2死とした後、西野、糸井に連打されたが慌てない。続くモレルを空振り三振に仕留めて無失点。福原へバトンをつないだ。
連投の福原は八回、先頭のボグセビックに二塁打を浴びた。続くT-岡田はセンターへの大飛球だったが…。捕るふりをした中堅・江越のトリックプレーに惑わされた二走・ボグセビックはスタートを切れず。それでも無死二、三塁のピンチとなったが、駿太を二直併殺に打ち取るなどして無失点で切り抜けた。「連投できたのがよかった。全然大丈夫だと思う」と開幕へ向けて準備OKだ。
最後はマテオ。1死から西野に四球は与えたが二塁は踏ませない。来日初セーブでこちらも連投テストをクリアした。「ベテラン2人がピンチを背負いながらも抑えてくれた。勝利の方程式という形になればいい」とマテオ。すでに抑えとしての自覚は十分。香田コーチも「今のところ一番後ろを任せるというところだと思う」と合格点を与えた。
今年は安藤、福原で勝利の流れを呼び込みマテオで締める。僅差のゲームも決して逃さない。