藤浪「順調」3・29燕斬りへ総仕上げ

 独立リーグの若武者を相手に総仕上げだ。阪神・藤浪晋太郎投手(21)が22日、甲子園室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、23日の四国ILp・香川との2軍練習試合(鳴尾浜)に備えた。開幕前ラスト登板では、直球、変化球の感触などを最終チェック。万全の状態で4年目シーズンに突入する。

 何の焦りもない。開幕前最終実戦となる23日の香川戦。「しっかりできていると思います。順調と言えば、順調かなと思っています」と藤浪は、ここまでの調整に十分な手応えを感じている。

 登板は4イニング程度の予定。「ストレートに関しても、変化球に関してもしっかり投げたい。より本番に近い配球になるでしょうし、余裕があればいろんなことができるかなと思う」。直球はもちろん、チェンジアップやカーブなど積極的に取り組む球種を最終確認する総仕上げの場とする。

 相手はNPB入りを目標に掲げ、ハングリー精神旺盛な独立リーグの選手。「向こうは打ってやろうという感じで来ると思う」と、藤浪撃ちで名を上げようと目の色を変えて向かってくることは織り込み済み。いつも以上に抑えて当然の対戦だが、目先の単純な結果だけを求めない。

 「自分の納得いく内容、ボールの質になれば。自分の感覚として良ければそれでいい」と、あくまで自身の最終調整を最優先する。「遅い変化球とか普段使わない配球も試せる場面ではあると思う」と、シーズン中の対戦がない相手であることも利用していく考えだ。

 昨季後半に発症した右肩痛の影響を考慮して、調整は自己流を貫いてきた。「かなり慎重に入った部分はあったので、例年よりは遅い感じですけど、しっかりシーズンで結果を残せれば」。紅白戦から計5度の実戦登板を経て、4年目の今季もグラウンドで結果を出す自信は揺るがない。

 この日は投手指名練習に参加し、キャッチボール、ダッシュなどで汗を流した。前回登板の16日・ロッテ戦(QVC)では慣れないマウンドに苦戦。左足首をひねるアクシデントに見舞われたが「大丈夫だと思います」と尾は引いていない。

 シーズン初登板は開幕2カード目初戦の29日・ヤクルト戦(神宮)が濃厚。メッセンジャー、能見、藤川ら他の先発陣はそれぞれ好投で最終リハを終えている。藤浪も続いて、オープン戦1位でムード上々のチームの流れに乗っていく。

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