横田2番中堅デビューも「不動心」だ

 「阪神-中日」(25日、京セラドーム大阪)

 2番・中堅での開幕戦出場が決定的な阪神・横田慎太郎外野手(20)は24日、「不動心」で臨む構えを強調した。高卒3年目での開幕スタメンは、76年の広島戦に「7番・三塁」で出場した掛布雅之以来球団では40年ぶり。入団当初から教えを受けてきた師匠と同じ道を歩み、超一流への階段を上がっていく。

 「緊張しています…。オープン戦と一緒で、何も変えずにやっていきたいと思います」

 京セラドームで最終調整を終えた20歳の若武者は、ドキドキを隠せない様子だった。初の1軍キャンプを乗り越え、オープン戦も打率・393と高アベレージを維持。ミスタータイガースと同じく、高卒3年目で開幕スタメンの座を射止めた。

 「(金本)監督が言うように、何で打てたかという根拠はまだないんだよね。でも、数字が出てくるとそれが形になるんだよ」

 2年間、横田を手塩にかけて育ててきた掛布2軍監督はしみじみと語る。自身のプロ3年目は122試合に出場し、打率・325、27本塁打と飛躍の年になった。まな弟子にも同じ道を歩んでほしいと願っている。

 金本監督は「将来はそういう(20本、30本打てるような)選手になってほしい」と大きな期待を寄せている。「超変革」の象徴となるべく、横田の飛躍のシーズンが始まる。

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