高山「泥くさく」金本監督ゲキに発奮!
阪神のドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=が28日、泥くさいプレーを予告した。1・2番コンビを組む横田に負けじと、まずは29日のヤクルト戦(神宮)から全力でグラウンドを駆け回る。
中日との開幕3連戦では、全試合で安打を放った。14打数4安打2打点、打率・286。「たまたまです」と謙そんするが、立派な数字であることは間違いない。しかし、金本監督は物足りなさを感じていた。「高山は若年寄みたいだけど、プレーはもっと泥んこになってやっていかないとね。走塁にも興味を持ってね」。これに高山が発奮した。
「しっかり意識して、泥くさくやっていきたい」
この日は神宮球場での野手指名練習に参加して1時間25分、体を動かした。神宮でナイターを戦うのは、大学日本代表として出場した昨年6月29日のユニバーシアード日本代表壮行試合以来。左翼で受けたノックでは入念に照明を確認し、中村外野守備走塁コーチから「足が止まらないように」と助言を受ける場面もあった。
29日は明大の善波監督も観戦予定で、「成長したところを見せたい」と鼻息は荒い。高山にとって原点と言える地で、がむしゃらに白球を追いかける。