書かないで(笑)岡崎12年目の初長打

 「巨人1-10阪神」(7日、東京ドーム)

 4試合分のフラストレーションを晴らした。1日・DeNA戦(横浜)以来となるスタメンマスクをかぶった阪神・岡崎太一捕手が2打点をマーク。先発・メッセンジャーの力投に応えるかのように、今季初勝利をアシストした。

 見せ場は五回にやって来た。2点を追加し、なおも1死満塁。球場の歓声が沸き立つ中、初球から果敢に攻めた。土田の内寄り135キロ直球をジャストミート。打球は三塁・村田の左を抜けていき、走者2人を悠々と生還させた。

 「ランディ(メッセンジャー)のために、どんな形でもいいのでランナーをかえしたいという気持ちで打席に入りました。ランディを援護することができて、よかったです」

 3月26日・中日戦(京セラ)以来の打点は通算4打点目。さらに、これがプロ12年目で初の長打だった。「恥ずかしいことなんで、書かないでください(笑)」。赤面しながらも、うれしさを隠しきれなかった。

 守ってはメッセンジャーを八回まで、九回は高宮とマテオをリードし、最少失点でゲームを締めた。「ふところに突っ込んでいくことが、早いイニングからできた」。内角を突く攻めで2試合ぶりの勝利をもたらした。開幕バッテリー結成から3試合目。ようやく白星をつかんだ。

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