球児ワースト7失点KO「申し訳ない」
「阪神7-8広島」(10日、甲子園球場)
リードを守れなかった。4年ぶりに聖地のマウンドに上がった阪神・藤川は初黒星を喫し、「申し訳ないとしか言いようがない」。肩をすくめてクラブハウスへ歩みを進めた。
初回、菊池に先制2ランを被弾すると、逆転後の五回には5連打で試合をひっくり返された。4回1/3を自己ワーストの7失点。「点を取ってくれていたんで、粘り強くいこうと思っていたんですけど…」と、力なく話すのが精いっぱいだった。
香田投手コーチは「彼らしいピッチングができていない。『もっと大胆に行ってもいいんじゃない』ってことを今後、彼と話し合わないといけない」と語った。それでも「彼には頑張ってもらわないといけないから」と挽回のチャンスを与えることを明言した。
次回は17日・中日戦(ナゴド)で先発予定。「しっかり反省したい」と前を向いた右腕。次の日曜日は期待に応え、悔しさを晴らす。